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娘と学んだ「お金の大切さ」—小さな体験が教えてくれたこと

照沼さおり

照沼さおり のコラム
2025.2.14

娘が小さいころ、私はお金の教育にあまり注力していませんでした。
しかし、ある日、娘からの一言にハッとさせられたのです。

【ある日の出来事】

娘が幼稚園生だったころ、「ママ、あそこに行ってお金をいっぱいもらってこようよ~」と手を引っ張ってきました。誘導された先にあったのは、なんとATM!
「お金はATMに入っているわけじゃないよ」と説明したものの、当時の娘にはその仕組みがうまく伝わらなかったようです。お金がどうやって手に入るのか、働くこととの関連が理解できていない様子でした。

【小学生になってからの気づき】

小学校に上がった娘には、お金の大切さを少しずつ教えたいと感じるようになりました。そこで、ママ友との会話の中でよく出てくる「職業体験施設キッザニア」に行くことを決めました。
キッザニアでは、実際にいろいろな仕事を体験して、お金を稼いだり、稼いだお金でお買い物をしたりすることができます。子どもたちは、自分の銀行口座も作り、貯金すると利息がついてお金が増える仕組みも学べます。
実際に体験してみることで、以前は理解できなかった「ATMのお金はお仕事の結果である」ということも、娘にはしっかりと伝わったようです。百聞は一見に如かずという言葉がぴったりだと感じました。

【さらに踏み込んだ学び】

そして、さらに一歩進んで、娘にジュニアNISAの口座もスマホで見せてあげました。銀行利息だけではなく、投資を通じてお金を増やす方法もあるということを知ってもらいたかったからです。
お金について知ることができる範囲が広がることで、娘が将来どんな選択をするのか、少し楽しみでもあります。

【終わりに】

お金の教育は、難しいものではなく、少しずつ実生活の中で教えていくものだと感じました。特に子どもが実際に体験しながら学べることは、理解を深める上でとても有効だと思います。今後も、娘がどんな形でお金と向き合っていくのか、その成長を見守りながらサポートしていきたいと思っています。

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