STRUCTURE
構造への徹底したこだわりから
ノーブルホームが選び抜いた
長寿命で強靭、地震に強い家を
実現する
JWOOD工法は、強靭な柱や梁と接合金物でつくる耐震性・耐久性に優れた工法です。近年、各種公共施設でも構造材を金物で緊結する工法が数多く採用されていますが、JWOOD工法もその1つで、長い間安定した耐震性を維持できる住宅づくりが可能です。
バラつかない品質
JWOOD LVLとは?
所定の強さを確保できるものだけが選ばれ作られたJWOOD LVLは、内部までしっかりと乾燥し、積層接着することで個々の単板の性能が平均化され、バラツキの少ない安定した品質の構造材を作ることが可能となります。構造用LVL JWOODは、木材固有の弱点を克服した、理想的な木質材料と言えます。
JWOOD LVLの製造工程
木材を回転させながら、厚さ約4mmのシート状の単板を切削して乾燥させる。
乾燥させた単板を繊維方向に揃えて圧締接着する。
所定の断面にカットし製品として完成。
JWOOD LVLの
場合
JWOOD LVLはすべて同じランクの単板を積層するため、断面のどの部分をとっても均一な強度を発揮できるように製造。
一般的な集成材の
場合
集成材は断面の内側に比較的弱い挽板(ラミナ)を、断面の外側に性能の高いラミナを配置することが一般的。
JAS認定に裏付けされた強さ
木材は建築基準法とJAS(日本農林規格)でその性能が定められています。JWOOD LVLはトータルで高い強度が与えられていますが、特に梁の折れにくさを表す曲げ強度やせん断強度で他の材料の10~20%ほど高い数値が与えられています。JWOOD LVLの特徴である安定した性能が高い材料強度を実現し、エンジニアリングウッド※としてのJAS認定が高強度で信頼性の高い設計を可能にします。
※エンジニアリングウッド:JASの認定材料に代表される工学的に性能が明らかにされた木質材料の総称。
せん断力比較
[N/m㎡]
平成12年建設省告示第1452号及び
平成13年国土交通省告示第1024号より
JWOOD LVLと無垢材、
集成材との強度比較
JWOOD LVL材と、一般的な他の無垢材・集成材との強度を比べた場合、例えばLVL横架材110E特級の場合であれば、3.6トンまで耐えられるように材料を構成しています。これは同じサイズの集成材、無垢材の強度を上回るだけでなく、JAS認定に基づきその品質が保証されています。こうした認定が無い木材は、強度基準は設定されていても、実際に何トンまで耐えられるのかはわかりません。JWOOD LVL材が家づくりの信頼性を更に高めます。
JWOOD LVLの場合
JWOOD LVL横架材
110E特級
3.6トンまで耐えられるように材料を構成。JAS強度に基づき品質を保証。
一般的な集成材の
場合
オウシュウアカマツ集成材
異等級対称構成 E120-F330
一般的な無垢材の
場合
ベイマツ無垢材
無等級
基準強度上は2.9トンで壊れるが、実際に何トンまで耐えられるかは分からない。
含水率10%前後。
長期的な寸法安定を実現
住宅の高気密・高断熱化が求められる現在、寸法変化の少ないLVLを用いることは木材の収縮による隙間を作らず、高性能な住宅を長期的に維持することができます。日本独特な四季という気候や湿度の変化にも左右されず、今後何十年という長い間安定した品質の家を維持するためには、構造材や土台に長期的に寸法が安定した材を使用することがとても重要になります。
JWOOD
LVL
乾燥実験後のJWOOD LVLの収縮
一般的な
無垢材
乾燥実験後のベイマツ無垢材の収縮
JWOOD工法の接合部
専用金物による接合部は木材への欠き込みが最小限に抑えられるため、欠損によ耐力低下の心配がありません。また、鋼製のピンを打ち込んで金物と木材をグッと引きつけるため、接合部の緩みもありません。
在来軸組工法の接合部
通し柱に対して2方向や3方向から梁が接合するため欠損が大きく、大地震の際に弱点となって柱が折損する可能性が指摘されています。
基礎と柱を直結する金物
在来軸組工法で広く使われているホールダウン金物は、地震や台風の方向によっては柱が浮き上がったりボルトが曲げられてしまうことが指摘されています。JWOOD工法では大きな力がかかる1階柱の柱脚に、鉄筋コンクリートの基礎と直結される基礎引きの金物を配置します。金物は柱の中心に設置されるので、地震や台風がどの方向から襲ってきても確実に性能を発揮します。
耐震等級は、建物の強さを表すための国で定められた基準です。
※1 数百年に一度発生する地震の地震力に対して倒壊、崩壊せず、数十年に一度発生する地震の地震力に対して損傷しない程度。
※2 商品シリーズや、間取りプランにより対応できない場合があります。住宅性能表示制度による住宅性能評価書の交付を受ける場合は、登録住宅性能評価機関の評価を受ける必要があります。別途申請費用がかかります。
震度7の揺れを10回連続で耐え抜く、JWOOD工法の家
国立研究開発法人土木研究所(茨城県つくば市)で行われた実験では、熊本自身、東日本大震災、阪神淡路大震災、新潟県中越地震など過去の地震を想定した震度7の揺れを計10回連続して建物に加えるという過酷な実験にも耐えたJWOOD工法。
耐風実験で検証された部材を採用
台風の暴風で心配になるのが屋根被害です。ノーブルホームでは、メーカーの実験で高い耐風性が確認された屋根材・設計を採用しています。