注文住宅の話

注文住宅とは?メリット・デメリットや価格相場などを詳しく解説

注文住宅とは?メリット・デメリットや価格相場などを詳しく解説

注文住宅の土地探しで、何から始めればよいのかわからず迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。
土地の選び方によって、間取りの自由度や家づくりの予算、住み始めてからの快適さが大きく変わります。
しかし、土地探しの進め方や確認すべきポイントを理解すれば、判断に迷う場面は大きく減り、自分に合った土地を冷静に選べるようになるでしょう。
本記事では、注文住宅の土地探しにおける基本的な方法や流れに加え、失敗を防ぐため事前に確認しておきたい項目について詳しく解説します。
土地選びで後悔したくない方は、ぜひ参考にしてください。
なお、注文住宅とはどのような住まいなのかを整理しておきたい方は、以下の記事も併せて確認しておくと土地探しのポイントがより明確になります。ぜひ参考にしてください。

https://www.noblehome.co.jp/column/column-41548/

この記事の目次
  1. 注文住宅とは
  2. 注文住宅の種類
  3. 注文住宅と建売住宅の違い
  4. 注文住宅のメリット
  5. 注文住宅のデメリット
  6. 注文住宅を建てる際のおおまかな流れ・スケジュール
  7. 【価格別】注文住宅の特徴
  8. まとめ

注文住宅とは

注文住宅とは

注文住宅とは、購入する土地、またはすでに保有している土地に、自分たちの希望を反映させて建てる一戸建て住宅のことです。

間取りや外観に加え、耐震性や断熱性といった住宅性能についても、一定の範囲で自由に選択できる点が特徴です。

注文住宅には、すべてを一から決めるフルオーダーだけでなく、あらかじめ用意された基本仕様やプランをもとにするセミオーダーのタイプもあります。

どこまで自由に決められるかは、住宅会社や契約内容によって異なります。そのため、自由度の違いを理解したうえで選ぶことで、後悔のない家づくりにつながるでしょう。

注文住宅の種類

注文住宅の種類

注文住宅といっても、種類によって進め方が異なります。設計の自由度や仕様の決め方によって、2つのタイプに分かれます。ここでは、それぞれの特徴を詳しく解説します。

フルオーダー住宅

フルオーダー住宅は、間取りやデザイン、素材や設備まで細かくこだわりたい人に向いています。

土地の形状や立地条件に合わせて、間取りや外観、内外装のカラーまで自由に決められるため、ライフスタイルに合った住まいを実現しやすくなります。

例えば、在宅ワーク用の書斎を設けたり、家事がしやすい動線を意識した間取りにしたりすることも可能です。

一方で、決める項目が多くなる分、打ち合わせの回数が増えやすく、完成までに時間がかかる傾向があります。

以下の記事では、注文住宅の土地探しを進める際のポイントについて詳しく紹介しています。フルオーダー住宅を検討しており、土地選びから悩んでいる方は、参考にしてみてください。

セミオーダー住宅

セミオーダー住宅は、住宅会社が用意した基本プランをもとに、一部をカスタマイズする注文住宅です。あらかじめ間取りや仕様のプランが決まっているため、家づくりにかかる時間や費用を抑えやすくなります。
一方で、すべてを自由に決められるわけではありません。そのため、細かな部分まで強いこだわりがある場合は、物足りなさを感じる可能性があります。

建築条件付き土地

建築条件付き土地とは、土地を購入したあと、あらかじめ決められた住宅会社と建築請負契約を結ぶことが条件となっている土地のことです。

土地探しと家づくりをまとめて進められるため、手間が少なく、全体の流れを把握しやすい点が特徴といえます。

契約に関する仕組みの1つではありますが、注文住宅を検討する際に知っておくことで、土地選びと建築計画をまとめて検討しながら進めることができます。

注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅と建売住宅の違い

以下は、注文住宅と建売住宅の違いを整理した表です。

比較項目 注文住宅 建売住宅
設計の自由度 間取りやデザインを希望に合わせて決められる すでに間取りやデザインが決まっている
平均価格相場(2024年) 3,936万円(土地を含むと5,007万円) 3,826万円(土地含む)
完成までの期間 設計・打ち合わせが必要なため約1年前後 完成済みなら数か月で入居可能

設計の自由度

注文住宅において設計の自由度という点では、建売住宅にはない魅力です。土地の条件に合わせて間取りや外観を考えられるため、暮らし方に合った住まいを形にしやすい点が特徴です。
例えば、将来の家族構成を見据えて部屋数を決めたり、在宅ワーク用のスペースを確保したりすることもできます。
ただし、注文住宅であっても、フルオーダーかセミオーダーかによって、自由に決められる範囲は異なります。
一方、建売住宅はすでに完成しているケースが多く、間取りやデザインを変更することはほとんどできません。

価格相場

住宅金融支援機構の調査によると、2024年度における注文住宅と建売住宅の平均費用は次のとおりです。

  • 注文住宅:3,936万円(※5,007万円)
  • 建売住宅:3,826万円(※土地含む)

引用元:住宅金融支援機構|2024年度 フラット35利用者調査

平均値を見ると、注文住宅は建売住宅よりもやや高く、土地の費用を含む場合はさらに差が大きくなる傾向があります。
ただし、建築エリアや建物の広さ、依頼する住宅会社によって費用は大きく異なります。設備や住宅性能を必要な範囲に絞ることで、注文住宅でも建売住宅と近い予算帯に収まるケースもあります。
このように、条件次第で費用は変わるため、一概に「建売住宅のほうが安い」とはいい切れません。

完成までの期間

完成までの期間は、一般的に注文住宅のほうが長くなりやすい傾向があります。土地探しから始め、間取りや仕様の打ち合わせを重ねてから着工するため、入居までに1年前後かかるケースも珍しくありません。
ただし、この期間は担当者やコーディネーターと相談しながら、暮らし方に合った住まいをじっくり検討できる時間でもあります。家づくりを楽しみながら細かな点まで納得して進められます。満足度の高い暮らしが実現できる点は、注文住宅ならではの特徴です。
一方、建売住宅はすでに完成している、または完成間近の物件が多く、契約後から入居までの期間が比較的短い傾向があります。住宅会社がこれまでの販売実績をもとに、間取りや設備、性能を計画してつくっている点は、建売住宅を選ぶ際の安心材料といえるでしょう。

注文住宅のメリット

注文住宅のメリット

注文住宅には、建売住宅にはない魅力があります。具体的には以下のとおりです。

  • 家づくりの自由度が高い
  • 家を建てる過程をチェックできる

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

家づくりの自由度が高い

注文住宅では、自分たちの好みやライフスタイルに合わせて住まいを計画しやすい点が大きな魅力です。間取りだけでなく、設備や住宅性能についても必要なものを選び、不必要な要素を省く判断ができます。
例えば、収納を重視して部屋数を抑えたり、家事の効率化を考えた動線にしたり、キッチンから目が届く子どもが勉強できるスペースを取ったりと、暮らし方に応じた計画が可能です。
耐震性や断熱性など、省エネ性能といった住宅の性能についても自分の暮らしに合わせて選ぶことができるため、過不足のない、納得感のある家づくりにつながります。

家を建てる過程をチェックできる

注文住宅では、家が形になっていく過程を自分の目で確認しながら進められます。完成した状態から購入する建売住宅と比べると、この点は大きな違いといえるでしょう。
基礎工事や構造部分など、完成後には見えなくなる工程を確認できるため、安心感を持って家づくりを進めやすくなります。例えば、現場見学を通じて施工状況を把握できれば、不具合や気になる点に早めに気付くことも可能です。家づくりに関わっている実感を得られる点は、注文住宅ならではのメリットといえます。

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリット

注文住宅は自由度の高い家づくりができる一方で、検討や準備に時間と手間がかかりやすい点には注意が必要です。進め方によっては、負担を感じてしまうケースもあります。
具体的なデメリットとして、おもに次の点が挙げられます。

  • 購入前に実物の確認ができない
  • 完成までに時間がかかる

また、以下の記事では注文住宅で後悔しやすいポイントや、よくある失敗例について詳しく紹介しています。事前に注意点を把握しておきたい方は、参考にしてみてください。

 

注文住宅の後悔をケース別に紹介!後悔しないためのポイントとは?

購入前に実物の確認ができない

注文住宅は、完成するまで実際の建物を確認できない点がデメリットの1つです。設計図や打ち合わせ内容をもとに建築が進むため、完成後の広さや雰囲気を事前に体感することができません。例えば、図面上では問題なく見えていても、完成後に「思っていたのと違う」と感じる次のようなケースがあります。

  • 天井が低く感じられ、想像していたほど開放感が出ない
  • 窓の位置や大きさによって、室内が暗く感じる
  • 家具を配置すると、動線が狭くなる

このようなズレを防ぐには、パースやCGなどを活用し、完成イメージをできるだけ具体的に共有しながら打ち合わせを進めることが大切です。

完成までに時間がかかる

注文住宅は、検討から入居までに時間がかかりやすい点に注意が必要です。土地探しから始まり、間取りや仕様の打ち合わせを重ねたうえで契約・着工となるため、全体で1年以上を要するケースも珍しくありません。例えば、子どもの入学や転勤など、引っ越し時期が決まっている場合は、完成とタイミングが合わなくなってしまうことがあります。
また、完成時期によっては、現在の家賃と住宅ローンの返済が一時的に重なる場合も考えられます。
そのため、入居希望時期から逆算し、余裕を持ったスケジュールと資金計画を立てておくことが大切です。

注文住宅を建てる際のおおまかな流れ・スケジュール

注文住宅を建てる際のおおまかな流れ・スケジュール

注文住宅を建てる際のおおまかな流れは、次のとおりです。

  • 1.住宅建築の情報収集
  • 2.ハウスメーカーや工務店など依頼先の選定
  • 3.プランニングや見積もりの依頼
  • 4.建築の契約
  • 5.工事
  • 6.引き渡し

まず、住宅に関する情報を集めながら、予算や希望条件を整理しましょう。そのうえで、考え方や提案内容が合う住宅会社や工務店を選びます。

次に、間取りや設備、性能などを具体的に検討し、見積もり内容に納得できた段階で契約を結びます。契約後に工事が始まり、建物が完成すると引き渡しを受ける流れです。目安として、依頼先選定まで約1ヶ月、契約まで3~4ヶ月、工事期間は4~6ヶ月程度です。余裕を持った計画が、スムーズな家づくりにつながります。

【価格別】注文住宅の特徴

【価格別】注文住宅の特徴

注文住宅は、予算帯によって実現できる住まいの内容が大きく異なります。あらかじめ価格帯ごとの特徴を把握しておくことで、無理のない計画を立てやすくなります。

おもな目安は、次のとおりです。

予算帯

特徴

1,000万円台

・間取りをコンパクトにまとめる必要がある

・規格建材を活用することでコストを抑えやすい

・仕様が簡素な分、工期が短く早期入居できる場合がある

2,000万円台

・1,000万円台と比べ、間取りやデザインの選択肢が広がる

・平均的な注文住宅の相場と比べると、やや抑えた価格帯

・シンプルで無駄のない設計を意識し、重点を置くポイントを整理することが重要

3,000万円台

・性能・デザイン・間取りをバランスよく検討できる

・住宅設備もこだわって選択できる

・ライフスタイルに合わせた設計がしやすい

・要望を増やしすぎると予算オーバーしやすいため注意が必要

なお、注文住宅の相場は地域による差も大きいため、より具体的な金額感を知りたい場合は、以下の記事も併せて参考にしてください。

 

茨城で注文住宅を建てる際の相場を紹介!

まとめ

まとめ

注文住宅は、間取りやデザイン、住宅性能まで暮らしに合わせて計画できる点が魅力です。
一方で、完成までに時間がかかることや、事前に実物を確認できないといった注意点もあります。こうした特徴を正しく理解したうえで、自分たちのライフスタイルや希望に合った進め方を選ぶことが大切です。
ノーブルホームでは、豊富な実績をもとに、デザイン性と住宅性能のバランスを重視した家づくりを提案しています。土地探しからサポート相談できる体制が整っているため、注文住宅が初めての方でも安心してご相談いただけます。
茨城・栃木・千葉でマイホームを建てたい方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

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岩井 佑樹

宅地建物取引士

岩井 佑樹 Yuki Iwai

『売る力 × 伝える力』を軸に、不動産の価値を最大化。不動産売買の専門家として現場に立ちながら、不動産分野に特化したWebライターとして1,000本以上の記事を制作。売却査定から仲介・買取まで幅広く対応し、物件の魅力を正しく伝えることで「早く・高く・安心」の取引を実現。派手な宣伝よりも、目の前の一人に誠実に向き合う姿勢を大切にしている。不動産とWebを掛け合わせた独自の発信力で、オーナーに最良の選択肢を示すことが使命。